さく井工事の役割
水資源は人間の生活環境に欠かせない存在であり、生活用水はもちろんのこと、農業用水、工業用水として幅広く利用できる貴重な財産である。さく井工事はその貴重な水資源を確保するために、先人たちの創意・工夫によって磨かれた技術を現在に受け継いでおり、今日私たちが安全に、また安定した水源を利用できることは、先人たちの努力の賜物であるといえよう。そんな中で、現在のさく井技術も日々成長しており、私たちもより良い技術を身に着けるために努力していくことが重要である。また、限りある資源の大切さを提唱しつつ現在の環境対策も考慮した技術提供をすることが私たちの役割である。
さく井・消雪・配管・その他土木工事など
ロータリー式さく井工事「泥水を用いた一般的なさく井工事です」
泥水を循環させながら掘進します(孔壁保護を目的としています)
仕上げ管挿入後に孔壁と仕上げ管の間隙にきれいな砂利を充填します
井戸の仕上げとして孔内洗浄作業を行い地下水をきれいな状態にします
ダウンザホールハンマ工法「当社でメイン工法としている泥水を使用しないさく井工法です」
目的の水量・水質が確認された深度で堀止可能です。「ここがすごい」
散水消雪工事「地下水を散水ノズルを使用して消雪を行います」
散水ノズルの種類も豊富で使用目的によって最適なものを選定します
無散水融雪工事「散水とは違い地下水を循環させることにより地下水の熱で降った雪を融雪します」
配管はコンクリート舗装に保護され、コンクリートに地下水の熱を伝達させ融雪する
配管はヘッダーを用いて分岐させ、融雪範囲ごとに設置する
下水道本管工事「下水道本管から宅内に公設桝を引き込みます」
給水設備工事「水道本管から各戸へ給水管を引き込みます」
排水設備工事「下水の公設桝へ宅内へ排水管を布設します」
集水工事「ロータリーパーカッション工法(横ボーリング)地すべり対策工事など用いる」
扇状に掘削することにより地下水を効率よく排水させ、地すべりの抑制を目的としている
ロータリー工法(横ボーリング)で集水を目的としている
暗渠工事「田んぼの暗渠排水で排水管理などを目的として行う」
バイオクリーン「浄化槽の流末処理工法として排水先が確保できないなどの場合に利用される」